不思議なことは不思議なままでいいんだけど、それが喜びや楽しい気持ちにさせることであったなら、先ずはとりあえずできる限りふわふわな浮遊物をイメージして、落ちてもいいや倒れてもいいやって目を閉じる。そんなものに体を預けて手はお腹の上にでも乗せとけばいいし、そしたらあったかいのに眩しくない日差しなんかを浴びながら、ノスタルジックな例えばビックリマンとかラーメンバーとかその辺のアウトコースもしくはインコースいっぱいの思い出に耽る。体がその重みを忘れるくらいほんわかしてきたら、きっと死ぬほどゆっくり、だけどしっかり内臓なんかが働き出して、そうだなあ。一時的にでいいんだけど、そういうものに俺はなりたい。
「ほんわかしたけりゃすればいいのに。」
「ほんわかしたけりゃすればいいのにって、それほんわか促してるようで促してないからな。」
「は?」
「ほんわかぐらいさせてよ。」
「だからすればいいのに。」
「ほんわかしたけりゃすればいいのに。」
「ほんわかしたけりゃすればいいのにって、それほんわか促してるようで促してないからな。」
「は?」
「ほんわかぐらいさせてよ。」
「だからすればいいのに。」
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